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自分的には感動的な話

お客様と僕

お客様の中にはトーマスを出す前から長く可愛いがってくれている方がたくさんおられますが、僕が以前ある店で店長やってた時からのお客様が最近結婚され、結婚式に招待していただきました。
彼は今二十五歳。
彼が十八の頃に知り合いました。
彼は人生で何かが起こると会いに来てくれます。可愛い弟のようです。
奥さんも、付き合い始めから幾度も連れてきてくれました。
接客業やってて1番幸せなのは、やはり人との出会いからドラマが始まることです。
それらはたった一つの出会いが火種となり生まれます。
店をやっていくなかで出会いも別れもありますが、それがどうなっていくかは関わる時間をどれだけ大切に思えるかでまったく違ってきます。
幸せな時間に呼んでもらえて本当に幸せでした。

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自分的に感動的な話2

トーマスに来て、料理を食べて、皆さんはどう思いますか?
皆で一生懸命やっていきますが、いろんな思い、あれば教えてください(^-^)
今日はそんな中でのお話です。

誰でも自分たちのやってることには誇りを持ちたいものです。
ただ、誇りを持つことと過信は紙一重。
お店をやっていて、一番なりたくないのはそれです。

今日はあるおばちゃんと僕の話を書きます。

天国で僕たちをあたたかく見守ってくれている大切なおばちゃんの話です。

三年前のある日のことでした。
夜中十一時くらいに店の電話が鳴りました。もう帰ろうとしていた時でした。
電話をとると、親戚のおばちゃんでした。普段かけてくることなんてないからびっくりしました。

どうしたのか尋ねると、うちのピザのメニューの中で、トマトソースのあるピザのメニューは味が濃すぎると言われたのでした。
おばちゃんの友達が注文してくださり、おばちゃんに感想をそう言ったらしいのです。

普段優しいおばちゃんです。
いきなりで、しかも内容もこの内容。びっくりしました。

そのピザは野菜たっぷりのピザで、そのピザを言われたのならば、トマトソースのものはほとんどが味が濃いになってしまいます。その当時はそうでした。

ソースは店の根幹です。
店もやっと軌道に乗りはじめた頃だったので、大切な方にそう言われてなんだか辛かったです。

しばらく考えました。
しかし、言われた以上、ソースの塗り方を変えました。何も変えずして店に立ちたくなかったのです。今は味を引き出す技も増し、味自体もずっと優しいですが、その頃はすぐに味自体を変えるわけにもいかず、そういう努力をしたわけです。

しかし、何故そのタイミングで電話?と思っていました。

それが分かるまでにあまり時間はかかりませんでした。

二ヶ月後、おばちゃんは癌で亡くなりました。
おばちゃんは伝えたかったのです。

その後沢山勉強して、今の味になりました。これからも変わることはあるでしょう。より良い味に出会えたり、また、お客様や人に教えられることで。

今のトーマスは沢山の方のおかげで今があります。
ありがとうございます。

天国で出会う日までがんばり続けますよ!

自分的に感動的な話

今日は最近あった、自分的に感動的な話を書きます。
四年前に雇ったある女の子がいました。気が利くテキパキ動く女の子です。
しかし、ある日嘘をついて欠勤したのでした。
たくさんの人に迷惑がかかりました。いろいろ考えたけど、解雇しました。
最後の給料を取りにきたときに僕は真剣に叱りました。
そして約束もしたのでした。今日をもし本気で反省できるなら、今日の給料のうちから少しでもいいからお母さんに孝行することと、これから他所でバイトする時二度と仕事をなめないこと。
次くる時があったら、今日を見返すことができる自分で来いと言いました。

あれから四年。
ランチタイムが終わろうかというその時、その子が現れました。客として。

そして僕に言いました。
あの時の給料のうちからたった五百円だけど、お母さんにあげました。今でも大切にテレビの横に給料明細も全て飾ってあります。
あれから二度とそういうことはなくなりました。あの時は本当にご迷惑おかけしましたと。

今は大学生として頑張る彼女を見ながらとても嬉しく、そして誇らしい気持ちになれました。

成長してくれてありがとう。
この店で働いた人にはそれぞれ思い出があります。
店がきっかけで出会え、一瞬でも一生懸命運命を共にして働いた時間は宝物です。

がんばろっと。